釣りにおすすめなライフジャケット4選!タイプや選び方、着用するメリットまで解説
ライフジャケットは、安全に釣りを楽しむために欠かせないアイテムです。本記事では、おすすめのライフジャケットやタイプ、釣りのスタイルに合わせた選び方をご紹介します。ライフジャケットを着用するメリットも解説しますので、ぜひ目を通してみてください。
ライフジャケットとは
ライフジャケットとは、万が一海上で事故にあった際に命を守ってくれる道具です。近年増え続ける海難事故に対し、国土交通省では全ての小型船舶でもライフジャケットの着用を義務付けました。それほどライフジャケットは海上での安全に必要なのです。
主に釣りで使われるのは【TYPE A】
ライフジャケットは、形状・形態によってさまざまなタイプがありますが、釣り船などの小型船舶では「TYPE A」と呼ばれるものを使用するよう定められています。どの種類なのかはライフジャケットに記載されているので、購入の前にタイプの確認をしましょう。
その他のタイプのライフジャケット
ライフジャケットは「TYPE A」以外にも種類があり、水上オートバイ等で使える「TYPE D」、小型船舶と水上オートバイ両方で使える「TYPE F」、漁船でも使える「TYPE G」の4つがあります。大人と子どもでも多少条件は異なりますが、ざっくりとした区分は覚えておきましょう。
ライフジャケットの消費期限
ライフジャケットは法的に耐用年数の設定義務はありませんが、保存状態によって劣化などは起こりえます。特に、自動膨張式ライフジャケットは自動膨張させるためのカートリッジに交換時期が書いてありますので、定期的にチェックして交換するようにしてください。
ライフジャケットの選び方
信頼できるライフジャケットを選ぶ
あらゆる用途において、ライフジャケットの選び方の基本は「信頼できるライフジャケット」を選ぶことです。ライフジャケットは命を守るためのアイテムなので、万が一の事態でもきちんと対応できるものを選びましょう。
釣り船での使用を義務づけられている桜マーク付きライフジャケット
信頼できるライフジャケットを選ぶ際の目安となるのが、「桜マーク」や「CSマーク」です。これは、国土交通省などの機関の試験を経て釣り船での着用を義務付けられているライフジャケットの証であるため、選び方に迷った場合はこれらのマークが付いているライフジャケットを選ぶと良いでしょう。
ショア釣りなどで推奨されるレジャー用ライフジャケット
磯釣りやサーフ釣りなどで推奨されるのが、「日本小型船舶検査機構性能鑑定適合品」です。これは、日本小型船舶検査機構を事務局とする委員会が設定した試験を通過したものであり、「CS JCI」のタグが付けられています。釣り船では使えませんが、ショアで釣りを行う場合はこちらが人気です。
動きやすさでライフジャケットを選ぶ
信頼性を確認したら、次は釣りの目的に合わせた動きやすいライフジャケットを選びましょう。釣りにさまざまなスタイルがあるように、ライフジャケットも釣りに合わせた選び方が存在します。自分の釣りスタイルに合わせたライフジャケットを選び、快適な釣りを楽しみましょう。
渓流釣り向きライフジャケット
渓流釣りは、持てる荷物が限られている状態で釣りをすることになるため、ベストタイプの固定式がおすすめです。固定式は安定した浮力が得られる上に、釣り用品入れが付いているものも多く、フィッシングベストの代わりになるのが魅力です。ただし、固定式は熱がこもりやすいので暑い日には注意しましょう。
カヤック釣り向きのライフジャケット
アルミボートやカヤックなど大人1人〜2人乗りの小型の船では、ベルト式のライフジャケットがおすすめです。ただし、バスボートなど時速100kmを超える速度の出る高速艇に乗る場合は、固定式のベストタイプの方が浮力を確実に確保できるので安全でしょう。
ショア釣り向きのライフジャケット
磯やサーフといったショアでの釣りも、固定式のベストタイプを選ぶのがおすすめです。ショアでは持ち運びできる釣り用品の量が限られているので、救命胴衣と収納を兼任しているものが便利でしょう。ただし、足場が不安定な場所に行く際は、足元の視界がクリアかどうか確認してから使用しましょう。
船釣り向きのライフジャケット
釣り船に乗って釣りをする際は、動きやすい肩掛け式かベルト式のライフジャケットがおすすめです。船釣りに慣れていない初心者の場合、落水の際にパニックになってとっさに動けない可能性が高いです。そのため、自動膨張式と手動式の混合タイプを選ぶと安心でしょう。
体に合わせてライフジャケットを選ぶ
ライフジャケットの選び方として、体にフィットするかどうかも大切です。きちんと自身の体型にあったライフジャケットでなければ、ライフジャケットが正常に動作しても体からライフジャケットが抜けてしまう恐れがあります。大人用や子ども用など、きちんと確認してから購入しましょう。
初心者は店舗で買うのが安心
初心者の方は、なるべく釣り用品専門店などに足を運んでライフジャケットを選ぶのがおすすめです。店舗でどれが良いか悩んだ場合も、実際に着用してフィット感を確かめられたり、店員にどれが自分に合ったライフジャケットなのかを聞けるため安心です。
【ベルト式】おすすめのライフジャケット
ベルト式ライフジャケットのメリット
ベルト式ライフジャケットは、かさばらないことがメリットです。空気などで膨張する機密性の高い袋が収納されたケースを、ベルトのように体に巻き付けて着用します。そのため釣りの邪魔にならず、緊急時には膨張して浮き輪のような役割を果たしてくれます。
ベルト式ライフジャケットの注意点
ベルト式ライフジャケットは、必ず露出させる必要があります。ベルト式ライフジャケットの上に衣服などがかぶさっていると、緊急時に上手く膨らまない原因につながるため注意しましょう。また、自動膨張式は水が触れたことを検知して膨らむので、雨の日の釣りには使えないということも覚えておきましょう。
おすすめのライフジャケット
1:ダイワ インフレータブルライフジャケット
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ダイワのインフレータブルライフジャケットは、ベルト式ライフジャケットに必要な基本機能を満たし、24時間以上膨らんでいることが可能な人気のモデルです。55〜140cmの幅広いウエストサイズに対応した立体裁断設計なので、大人が着用してもフィットしやすいのが魅力です。
2:XOOX 自動膨脹式ライフジャケット コンパクトタイプ
XOOXのコンパクトタイプライフジャケットは、「レールシステム」と呼ばれる独自構造によって従来の膨張式よりも小型化に成功したコンパクトモデルです。安定性の高い浮遊姿勢である45度を確保する「2点ベルト」構造により、万が一救助が必要になった場合でも楽な姿勢で海上に浮かんでいられます。
【肩掛け式】おすすめのライフジャケット
肩掛け式ライフジャケットのメリット
肩掛け式ライフジャケットは、高いフィット感を得られるのがメリットです。ベルト式ライフジャケットほどではありませんが、体にしっかりとフィットするので釣りの邪魔になりません。
また、釣り中の事故で海に落ちても首が海面に出るように膨らむので、気を失った場合でも助かる可能性が高くなります。
肩掛け式ライフジャケットの注意点
肩掛け式ライフジャケットを使用する際、首の周りに巻き付けるため夏場の釣りでは非常に暑く感じます。また、、首が海面に出るような形で浮かぶため、泳ぎにくいという点にも注意が必要です。
夏の釣りや泳ぎが得意な人は、ベルト式ライフジャケットの方が向いているでしょう。
おすすめのライフジャケット
1:XOOX 自動膨脹式ライフジャケット サスペンダータイプ
XOOXのサスペンダータイプライフジャケットは、インジケーターの搭載によって異常がないか初心者でも一目で確認できるほか、補助送気管や手動用作動策を搭載しているので高い動作の信頼性が評判です。
緊急時用のホイッスルも付いているため、救助も呼びやすいでしょう。
2:Oraio(オライオ) 自動膨脹式ライフジャケット チェストタイプ
Oraioのチェストタイプライフジャケットは、メンズでもレディースでも使いやすいおしゃれなデザインのカバーが魅力です。機能性と安全を確保しつつ、おしゃれな格好で釣りをしたい大人におすすめです。カバー部分は取り外して洗えるので、メンテナンスも簡単にできます。
ライフジャケット着用のメリット
年々増える海難事故
海上保安庁の発表によると、2023年の人身事故者数は前年度より増加しているとされています。海難事故全体では減少傾向にある一方、プレジャーボートなど一般人による事故は増加傾向にあるので、釣り以外にも海のレジャーでは安全対策に努めなければなりません。
ライフジャケット着用による生存率の変化
海上保安庁の発表によると、海難事故におけるライフジャケット着用者の生存率は8割、非着用者の生存率は2割とされています。非着用者の生存率が5割と釣り中では若干上がりますが、それでも3割の差は大きいです。安全を守って釣りをするためにも、ライフジャケットは着用しましょう。
【膨張式】より安全にライフジャケットを使うためのメンテナンス
膨張式のライフジャケットは、釣りから帰宅後に薄めた中性洗剤を付けた布でたたくようにしてカバーの汚れを落としましょう。その後、軽くぬらした布で全体を拭きとって陰干しをしてください。カバー部分が取り外せるタイプであれば、浮力体部分から取り外してカバーのみを洗濯することも可能です。また、定期的に補助送気管から空気を送り、エア漏れがないかどうかも確認しましょう。
【固定式】より安全にライフジャケットを使うためのメンテナンス
固定式ライフジャケットの浮力体は、洗浄NGです。釣りから帰宅後にメンテナンスをする場合は、まず浮力体を外しましょう。その後、中性洗剤を混ぜた水で手洗いをして陰干しで乾燥をさせます。完全に乾いたら、浮力体を戻して保管してください。
ライフジャケットで安全に釣りを楽しもう
近年、釣りを始めとしたマリンレジャーに注目が集まるようになり、大人から子どもまで多くの人が水辺で楽しむ機会が増えました。安全に楽しく釣りやマリンレジャーを楽しむためにも、本記事を参考にライフジャケットのタイプや選び方を知って正しく使いましょう。
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